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2025/07/17 13:36

エケベリアはぷっくりとした葉と美しいロゼット形状が人気の多肉植物。そんなエケベリアを自宅で増やしたいと思ったら、「葉挿し(葉刺し)」がおすすめです。この記事では、エケベリアの葉挿しの方法や成功のコツ、失敗しやすいポイントまで、初心者にもわかりやすく解説します。



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目次


1. 葉挿しとは?



2. 葉挿しに向いている時期



3. 葉の取り方と選び方



4. 葉を乾かす「乾燥処理(養生)」のコツ



5. 用土の準備と葉の置き方



6. 発根・発芽までの管理



7. 発芽後の育て方と鉢上げのタイミング



8. よくある失敗とその原因



9. 葉挿しにおすすめのエケベリア品種



10. まとめ





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1. 葉挿しとは?


葉挿しとは、エケベリアの葉を株から1枚切り取り、土の上に置いて発根・発芽を促し、新しい株を作る増殖方法です。親株に負担をかけず、比較的簡単に新しい苗を得ることができるため、初心者にも人気です。



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2. 葉挿しに向いている時期


エケベリアの葉挿しに適している季節は 春(3〜5月)と秋(9〜10月) です。気温が20〜25℃程度の穏やかな気候が理想的で、発根・発芽がスムーズに進みます。


※夏は蒸れやすく、冬は気温が低くて根が出にくいため、避けるのが無難です。



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3. 葉の取り方と選び方


選ぶ葉のポイント


健康で張りのある葉


傷やしわのない葉


中央よりやや外側の成熟した葉



正しい取り方


葉の根本をしっかり持ち、左右にゆっくりひねりながら引き抜くようにします。途中で切れてしまった葉や、根元がちぎれている葉は発根しにくいため注意しましょう。



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4. 葉を乾かす「乾燥処理(養生)」のコツ


葉を取ったら、すぐに土に置かず、2〜3日陰干しします。これは、葉の切り口が乾いてカルス(保護膜)ができるまで待つためです。湿ったまま置くと、切り口から雑菌が入りやすく、腐ってしまうリスクがあります。



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5. 用土の準備と葉の置き方


用土の例


赤玉土(小粒)+鹿沼土(小粒)+パーライトなど、排水性の良い土


多肉植物専用土も便利



葉の置き方


乾燥した葉を、土の上に切り口を土に触れないように軽く置くだけでOK。土に差し込んだり埋めたりすると腐りやすくなります。



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6. 発根・発芽までの管理


水やり


基本は断水です。霧吹きで2〜3日に一度、軽く葉の周りの土に水分を与える程度にします。発根後は少しずつ水を増やしていきます。


日当たり


明るい日陰(直射日光は避ける)


風通しの良い場所



時間の目安


発根まで:約1〜2週間


発芽(子株が出る)まで:約3〜5週間




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7. 発芽後の育て方と鉢上げのタイミング


子株が2〜3cmに育ったら、鉢上げ(別の鉢に移す)します。


鉢上げのタイミング


根がしっかり伸びている


子株の葉が数枚になった



新しい鉢には水はけの良い土を使い、徐々に日当たりの良い場所に移して育てます。



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8. よくある失敗とその原因


失敗例 主な原因


葉が腐る 乾燥不十分/湿気が多い

根が出ない 気温が低い/葉が未熟

発芽しない 葉の質が悪い/日光不足

カビが生える 通気性が悪い/水のやりすぎ




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9. 葉挿しにおすすめのエケベリア品種


比較的成功しやすいエケベリアは以下のような種類です:


エケベリア・ラウリンゼ:大きくてしっかりした葉


エケベリア・静夜:発根率が高く、子株が出やすい


エケベリア・七福神:初心者向けで強健


エケベリア・桃太郎:人気品種で葉挿しも可能




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10. まとめ


エケベリアの葉挿しは、ちょっとしたコツさえ押さえれば誰でも楽しめる繁殖方法です。季節を選び、健康な葉を正しく取って、乾かしてから置くだけ。焦らずゆっくり育つ様子を見守るのも、多肉植物ならではの楽しみです。


お気に入りのエケベリアを、自分の手でどんどん増やしてみませんか?